個展 画家 堀澤大吉 ~ノスタルジックな世界展2024~【個展終了】
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363.月の旅人/流星群
¥180,000
SOLD OUT
又、星が流れた。この丘に来てかれこれ1時間は過ぎたかな? その間に見えた流星は29個。まずまずの数だ。 流星群といってもこんなものだ。次から次へと星が流れたらもっと楽しいのに。 僕は思うのだが、物質には、どんな小さな小石や砂粒のようなものにも刻が存在する。でも流星の刻の始まりと終わりは残像だけ残しあまりにも短い。 流星はまるで揮発性のルミネセンスみたいな夜空の幻想元素だ。
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361.月の旅人/差し掛け小屋の週末
¥180,000
仲間と時間をかけてコツコツ建てた僕たちの隠れ家、秘密基地だ。ここを拠にして森の中で遊ぶ。今夜はこの差し掛け小屋が完成して初めての夜を仲間と過ごす。 安心できる家と違い、僕たちの小屋には何も無い。最小限の荷物だけ持って、必要なものは想像力と知恵を使って作り出す。これが又楽しい。 ワイワイやりながら、これから週末は気の合った仲間とここで工夫して不便を遊びに楽しい時間を過ごすのだ。 個人の持ってきてよいものルール 最小限の道具 鋸、ナイフ、マッチ、細ヒモ、コンパス、毛布、食料、鍋、食器一式、水筒 以上、これ以外のものを持って来る時は隊長が相談にのってくれる。
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358.月の旅人/満月遊覧飛行船
¥240,000
SOLD OUT
広大な地平線の彼方に夕陽が沈もうとしている。 夕暮れの空は穏やかに晴れ渡り、風心地もなかなかいい。前方には巨大な飛行船が風でわずかに揺れながら浮かんでいる。今宵の風の宿だ。 日没後1時間で満月遊覧に出発。 空の上は寒いけど、船内で渡される浮遊胴衣は温かい。万が一船から落ちた時に空中で浮くためのものだ。うまく風を捕まえられれば自力で船に戻ることができる。 満月遊覧飛行は何度来ても心が踊る。 空の上からの今宵の月見が楽しみだ。
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354.月の旅人/教訓
¥180,000
私は子どもを迎えに来ただけなのに、せがまれて肩車をしてやると、これが間違いだった。 周囲にいた子供たちが「ぼくも、わたしも」と集まってくる。 「ブランコ、ブランコ」といいながら両腕にぶら下がる、膝に登ってくる。 なんでこうなる。これでは柔らかなバーベルじゃないか! おまけに肩に乗った我が子はヒゲは引っぱるわ足で首を絞めるわで、子供たちは私のからだで大さわぎ。 この小さなリペラリストたちが~! この次の子どもの迎えは、もう少し素早く慎重に。 私にとって今日は辛くて良い教訓となった。
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327.月の旅人/妙音天の想い
¥180,000
大気が微かに流れているのか、いないのか、風の胞子が弾けて、風が生まれそうな曖昧な大気の中で、静かに目を閉じ、呼吸を整える。耳鳴りのような音の中に、微かな旋律が混ざる。夜が膨らみ、朧な燐光と香気に包まれ、現世と幻世が重なる。旋律は光となり、嫋々と世界を満たす。これは那由他の彼方、須弥山という山の頂で妙音天が奏でる琵琶の音なのか…
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326.月の旅人/風と重なる午後
¥180,000
僕と弟は四つ違いだ。僕は弟が可愛くてしかたない。どこに行くにも一緒だ。今日は近くにある丘にやってきた。弟はゴキゲンみたいで、途中で拾った風草の枯木を振り回しながら、何やら歌っている。弟の足に合わせ、ゆっくり歩く。つないだ弟の手があたたかい。ゆるやかな坂道をのぼり、火照ったからだに丘に吹く風が心地良く、吹き抜けてゆく。そんな僕たちを父さんはニコニコしながら見ている。
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325.月の旅人/月とアンモナイトの記憶
¥180,000
夜更けなのだろう。何となく薄明るいのは、たぶん月明かりのせいだ。波の音がするのは、砂浜を歩いている。それも、沙漠のように広大な砂浜だ。波打ち際に、夜の生き物のように横たわる、夜光虫で光る、巨大なアンモナイトの化石があった。誰かの安らかな温もりの腕に包まれて、私の幼い頃の夢見がちな記憶を紐帯する、過去の記憶と未来の夢。それはサジェスチュン(暗示)のように私の中で旅をする。
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318.月の旅人/刻の始まり
¥180,000
混沌の中で命が芽生え、この世に一つの命が出現した。同時に新しい時が始まる。新しい命の砂時計は繰り返し時を刻む。世界の様々な場所でたくさんの様々な時が生まれ輝く。小さな命は月のようだ。さんざめく笑い声に囲まれて、時の流れの中で、時を刻みながら月は膨らんでゆき、時の流れの中で月は細くなってゆく。幾度も繰り返す季節は過去を記憶にかえ、未来の夢へと繋げてゆく…
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298.日天子
¥180,000
SOLD OUT
世界の中心に聳え立つ須弥山と呼ばれる山がある。 須弥山の回りは七重の香水海と七重の金山、塩海と四大陸と九つの山がある。 さらにそれを囲むように鉄囲山という山脈がある。 塩海の四大陸は東勝神州、西牛賀州、南膳部州、北倶盧州の大陸の中で東にある東勝神州の空には日天子、北の北倶盧州の上空に月天子は浮かぶ。 二つは相俟えることはないが互いの姿を認めながら須弥山の空を巡っている。 ※ちなみに仏教では太陽の象徴が日天子、月の象徴が月天子である。
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297.月天子
¥180,000
SOLD OUT
世界の中心に聳え立つ須弥山と呼ばれる山がある。 須弥山の回りは七重の香水海と七重の金山、塩海と四大陸と九つの山がある。 さらにそれを囲むように鉄囲山という山脈がある。 塩海の四大陸は東勝神州、西牛賀州、南膳部州、北倶盧州の大陸の中で東にある東勝神州の空には日天子、北の北倶盧州の上空に月天子は浮かぶ。 二つは相俟えることはないが互いの姿を認めながら須弥山の空を巡っている。 ※ちなみに仏教では太陽の象徴が日天子、月の象徴が月天子である。
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291.月の旅人/グリコ、パイナップル、チョコレート
¥180,000
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290.月の旅人/記憶の月
¥120,000
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284.月の旅人/月の楽しき夢
¥240,000
さざめきが、わずかな風に乗って聞こえてきた。周りを見渡すと、少し離れたノジュールの原で幼児たちが楽しそうに列をつくり、揺れている。近づいてみると、先生を先頭に、お遊戯会のための行進の練習だ。おぼつかない足取りで、顔を輝かせニコニコ顔で右に左に揺れながら歩いている。そんな姿を見ていると、思わず笑みが溢れてしまう。見上げると、月も月光を揺らして笑っていた。風光る頃の話しだ…
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249.月の旅人/プラネタリウム
¥240,000
僕たちの知らない場所で、誰かが機械を使って夜空の星を造り出しているとしたら?そしてその機械は何所にあるのか?「あの水晶山のどこかにある」とか「広い草原の真ん中」とか「世界の境目」とか、そのうち「機械を動かしているのはぜったい天文台のだ」とか言いだす奴もいる。月の無い夜、星空を見上げ、友だちとこんな取り留めのない話をしながら過ごすのはとても楽しい。
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237.月の旅人/風の遺伝子
¥180,000
風が、さらさらと青草を揺らす。雲はゆっくりと姿を変え、流れてゆく。私のそばに在る、この子等も、花や雲のように、季節と共に移ろってゆく。吹く風に、背を向けることなく、風に向かい、身を委ね、風を見つめている。幼い頃の私のように…。生命は時の連鎖として、季節の中で流転し受け継がれてゆくのだろう。
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235.月の旅人/月の夜話し
¥180,000
子供たちが寝る前に、読んで聞かせる絵物語。子供らは、私のからだに体重をあずけて、私の語りに耳をかたむけ、本の中の絵を見つめている。絵話しを語る私のからだに伝わる、この子らの小さな命のぬくもりの心地良さが、目眩のように、私の心に染み渡る。いつか、この子たちも大人になった時、自分の子供に、この安らかな時の残像を伝えてくれるだろう。夢語りのように…
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219.月の旅人/永遠のぬくもり-D
¥180,000
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217.月の旅人/永遠のぬくもり-B
¥180,000
移ろいの季節に吹く風が、確かな時を刻む。私のはるか昔のぬくもりの記憶を思い、抱きしめるこの子に、私のぬくもりを手渡す。そして私も、小さなぬくもりを記憶する。風は、私を通り抜け、夜空へと昇り、繰り返される季節の中で、いつかこの子が大人になった時、私のぬくもりを思い出すのだろうか?命から命へ伝えられてゆく、ぬくもりの記憶。こんな事を考えながら、私は腕の中のこの小さな愛情物質を慈しむように、もう一度抱きしめる。
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199.月の旅人/春がゆく 想
¥90,000
秋の出会い、冬の秘めた想い 想いを伝えることもできずに、気がつけば春に包まれている。私は春を待つ冬の寒さに耐える固い芽のようだ。散りゆく薄紅の一片を少しでも受け止めれば、私の想いは叶うようにと願い、目を凝らす。そんな事は何もならないと分かっているのに…薄紅の雪を降らせながら、春はその姿を刻々と変えてゆく。春は過ぎようとしている。佇む私の想いだけを残し春がゆく。
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194.月の旅人/眠りうさぎ芭蕉林の夢
¥180,000
SOLD OUT
揺れ動く炎に惑わされ、安らかに眠る幼い私はどんな夢を見ていたのか。夢と現実の区別もつかない頃の夢いつか大人になり同じ夢を見ることがあるのだろうか?頼りない記憶の糸を辿りあの頃の夢と再び回り合うことができるだろうか?不思議な芭蕉林の夢だ。大きな葉が揺れ、さんざめく笑い声、そして月影が踊る。幼子の私は夢の中で遊び、大人となった私は夢の中で凍てつく。それでも夢の芭蕉林は過去と未来の青く涼やかな風を今も私に送り続けている。
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182.月の旅人/黄昏にキセツノーラ
¥180,000
5月の風の中で 風がオレンジ色に染まるまで 友だちと夢中になった風遊び 僕の耳元で風がうなる そして浮遊感 友だちの声が近くなったり遠くなったり、すれ違い追いついては追い越され、ちょっと笑っての繰り返し ブランコを漕ぐと思い出す その時の風心地 あの頃の僕たちは間違いなくエピキュリアン(精神快楽主義者)だった。
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169.月の旅人/夏小屋
¥240,000
あ~あ、また逃げられた。これで何回目かな?僕の魚釣りを見物している友人の顔が、魚のいる水面に映ってなかなか集中できない。気になり始めると友人の顔ばかり気になって、魚が見えなくなってしまう。おまけに時々ゆれる水面の顔が変にゆがんで可笑しいたらありゃしない。ふと顔を上げると、一人だった友人がいつの間にか大勢になっている。もう止めようかな、もうすぐお昼だし…夏小屋は陽影と、涼しいよく通る風で僕たちを包んでくれる。お昼ごはんを食べたら、みんなと小屋の向こうの川で水遊びだ。
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159.月の旅人/微睡みに見る夢
¥180,000
どうしようもなく眠くなる。その誘惑に負けて瞼を閉じる心地良さ。意識の半分は覚醒したまま、後の半分は甘美なレムの世界へと引き込まれてゆく。長さの無い時が支配する。形があって無い者達の棲む世界。その隙間をねらって、夢のかけら達が入り込む。時に、リアルな音や香り、色を撒き散らせ、意識の中を自由に飛び回る。夢のかけらと現実が少しずつ、ずれて重なり合い、そして目が覚める。ずれて重なり合う事ができなかったかけらが、意識の浅瀬で、波の残した泡のようにはじけながら消えてゆく。微睡みの残り香と共に…。